車椅子発進前の注意
- 2017/5/1
- 介護の工夫

車椅子介助をする際、良く確認しないで発進してしまうと、被介護者の方が怪我をしてしまう可能性がありますので、発進する前には今回ご紹介することを最低限確認するようにしましょう。
まずは、被介護者の両足がフットサポートにちゃんと乗っているかを確認してください。
フットサポートに足が乗っていない状態で車椅子を動かしてしまうと、足がシートの下に巻き込まれてしまい、前方に転落してしまう恐れがあります。
そして足付近は他にも、方向転換時にキャスターが踵にぶつかってしまわないかも確認するようにしてください。
もし当たってしまっているようですと、方向転換する時に怪我をしてしまう可能性があります。
続いて、手がアームサポートに乗っているか、もしくは膝の上に乗っているかを確認してください。
もしタイヤ付近に手があった場合、発進時に手がタイヤに巻き込まれてしまい、こちらも怪我してしまう恐れがあります。
他にも事前に周囲に障害物になるようなものが無いかの確認、そして何よりも発進前には被介護者の方に声をかけてから発進するようにしましょう。